だんだんと赤ちゃんが大きくなり卒乳もそろそろ考えなければいけない。でも「タイミングは?」「方法って?」「赤ちゃんが泣いたら可哀想だし…。」とママの頭の中は不安いっぱい!
とはいえ、いつかは訪れる卒乳。時期ややり方についてまとめてみたので、これから卒乳を考えているママは要チェックです!
卒乳のタイミングは何歳がいいの?
卒乳のタイミングですが【絶対に○歳までに!】と決まっているわけではありません。赤ちゃんによっても早い遅いがあるのも当然ですし、ママの体の状態によってはやめざるを得ないということもあります。
ではどんなタイミングで先輩ママ達は卒乳を考えたのでしょうか?
- 離乳食のスタート
- ママの仕事復帰
- おっぱいの回数が減る
- 妊娠
- 母乳の出が悪くなった
- 乳首の痛み
- ママの体調不良(薬を飲む)
といったものが多いようです。きっかけはママや赤ちゃんの環境や様子でやってきます。中でも離乳食のスタートで始めるというママが多いようです。
離乳食は5~6ヶ月ごろから始まり、完了は1歳~1歳半ごろになるので、だいたいこの時期に考えるようですね。
寝かしつけ方法や夜泣き対策
卒乳を始めると赤ちゃんがおっぱいを欲しがって泣くこともあります。寝る時に添い乳をしているママも多いのではないでしょうか?
そういったことも卒乳するにはやめなければいけません。寝かしつけには他にも方法があるのでそちらを試してみましょう。
ママやパパに体力が残っていれば抱っこしてゆらゆらをしてあげましょう。適度な揺れやパパママの体温が眠くなるんですよ。
抱っこはどうしても限界があります。寝かせたままでお腹をトントンしてあげるのも効果的です。一定のリズムが赤ちゃんの呼吸のタイミングと合うと眠くなってきます。
お腹トントンと一緒に行うと効果的なのが子守唄です。優しい声とゆっくりしたメロディーが赤ちゃんは安心します。
寝かしつけといえば絵本が定番!赤ちゃんを興奮させる内容はダメですが、すぐに読めるものや優しい内容がおすすめです。最近は寝かしつけ100%!という絵本も話題になりましたね。パパママも一緒に寝ちゃうかも!
これも実は昔からある方法です。眉間~額の真ん中あたりをくるくると軽くなでてあげるといいですよ。指2本使って優しく行いましょう。
母乳ではなくお茶を飲ませるのもいいですね。この時ストローマグのように唇に触れているものがいいですよ。安心するんだそうです。
寝る前にお気に入りの人形やおもちゃ、家中の家具などに「おやすみ」と言いながら周りましょう。赤ちゃんが寝る時間と認識させるのに効果的です。
赤ちゃん自身に部屋の照明を消させる方法です。おやすみツアーと同じ効果があります。もしリモコンで遊ぶなら向かないかも…。
まずママが寝たふりをします。ここで赤ちゃんが遊びだしたりしてもひたすら寝たふり!だんだんと赤ちゃんも諦めて眠ってしまいます。
眠りを誘うようなオルゴールなどがおすすめです。音楽を流すことで赤ちゃんも寝る時間という認識を持つようになります。
夜泣きをしてしまう場合は?
最初の頃はおっぱいが恋しくて夜泣きをすることがあります。しばらく続くことは覚悟しておきましょう。夜泣きしている我が子を見ていると可哀想になるのも普通のことですが、諦めないでください。必ずゴールはやってきます。
この時期はママも赤ちゃんもつらい時期ですが、我慢が重要です。可哀想だとおっぱいをあげてしまうと赤ちゃんは泣いたらおっぱいがもらえると学習します。
また勝手に服をめくって飲もうとする赤ちゃんもいますが、そんな時は絆創膏を貼るなど対策をしましょう。
卒乳後のおっぱいのケア方法
卒乳後のおっぱいケアは、母乳をしっかり搾乳してしこりを残さないようにするためです。怠ると「乳腺炎」になることもあるのでしっかりケアしてくださいね。
母乳分泌が多いまま卒乳したママは?
この場合、どうしてもおっぱいが張ってしまいます。
卒乳3日目までは軽く搾乳しても大丈夫ですが、これはどうしてもつらくなった場合にしましょう。搾乳しすぎるとかえって母乳が作られてしまい悪循環に。つらい時は冷やすなどして対処しましょう。そして4日目に出なくなるまで搾乳します。
1週間、1ヶ月のタイミングで搾乳して出し切ると、最終的には白かった母乳が透明な汁に変わります。
母乳分泌が少ない状態で卒乳したママは?
この場合は卒乳してもおっぱいが張ってつらいということはあまりありません。
とはいえケアは必要です。乳輪を刺激せず、乳房全体を手のひらで包んで外から内に向けて絞り出します。おにぎりを握るようなイメージです。シャワーを浴びながらするといいですよ。
タイミングは張っていると感じた時か2~3日おきです。そしてだんだん間隔をあけていき、最後は何もでなくなれば終了です。
卒乳後の乳がん検診について
インターネットにはさまざまな情報が出ていますが、中には「?」というものもあります。卒乳後の乳がん検診でも【卒乳して1年くらいは乳がん検診をしても正しく診断出来ない】という声があるようです。
しかしこれは医者に言わせると全くの誤解だそうです。たとえ卒乳後だろうとも異変を感じたらすぐに検査を受けましょう。超音波検査はほとんどの所見を判定出来るんですよ。明らかな乳がんを見逃すなんてことはありません。
妊娠中からしこりに気づいていて放置してしまうと悪化してしまうことがあります。それが【がん】だとしたら…そう考えるととっても怖いですよね。
妊娠中でも授乳中でも卒乳後でもおかしいと思ったらすぐに病院で診てもらってください。自分の身を守るのは自分です。そして赤ちゃんにとっては誰にも代えがたいママです。後悔しないようにしましょうね。
卒乳はママと赤ちゃんにとっては試練ですよね。泣き叫ぶ赤ちゃんを見ていると胸が痛みます。ですがそこでママが諦めるとまた1からやり直しです。それは赤ちゃんにとってつらい時期が長くなるだけです。いくら泣いたとしてもぐっと我慢しましょう。
絶対ゴールはやってきます。その日までママも頑張って乗り越えましょうね♪